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スペースデブリス
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ストーリ
君はある日、図画
の試験を受けていた。
窓際の席で日差しが窓から差していた。
「はっ、まずい、試験の最中に眠り
こけてしまった・・・。」
君はぽかぽかとした陽気
にあてられて居眠りしてしまったようだ。あわてて左手首の時計を見る。
「まずい、後10分しか残っていない...」
解答用紙は真っ白。試験は模写。とても後10分では終わりそうもない。![]()
昨日試験勉強の最中にふと手に取った携帯でテトリス
を始めてしまったのが原因だろう。
...
君はこのままではまずい、と密かに焦っていた。しかし今更課題をクリアするのはとても難しい事に思えた。
しばらく呆然としていた君は、色々と思案したが結局どうにもなりそうにないので
「まぁいいさ」と再び眠りに落ちようとしていた。
...
そんなとき、思わぬ出来事がおこった。![]()
頭の中に誰かが話しかけてきたのだ。
『...お困りのようですね...。』
へ?
だ、誰?
君は、はっと頭を上げ、周りを見渡す。しかし教壇に先生
がいて、周りは試験に集中した同級生達がひたすら解答用紙に向かっている。
『私は
携帯の精です。』
え?え?
驚く君に声は続く。
『いつもを大事にしてくれてありがとう。今日はいつものお礼に少しだけお手伝いに来ました。』
「あぁ助かるよ...??」
あまりにも唐突であったため、君は自分が寝ぼけているのだと考えた。確かに君はいつも携帯を大事にしている。
そして...どうせ夢ならもう少し夢に付き合ってみようと思った。
『今から解答用紙の上に、テストの点となるモノを遣わします。あなたは鉛筆で飛行機を書いて、それを打ち落としてください。』
「飛行機??分かった。書いてみるよ。」
君は訳も分からず三角形を解答用紙に書いた。とっさの事だったので上手く書けなかった。
すると、簡単に書いた三角形の絵が解答用紙の上で動き出した。
あまりの事に軽くパニックになっていると、またさっきの声が聞こえてきた。
『飛行機も私の遣わしたモノも解答用紙の中だけしか存在できません。端っこでは跳ね返りますので注意してください。
細かい操作方法は解答用紙の裏に書いておきました。メニューからヘルプ画面を見てください。
それでは100点
を目指して頑張ってくださいね。』
君は解答用紙の裏をそっと見る。すると飛行機の飛ばし方が書いてあった。
「あっ、き、君は?す、姿を見せてよ...!」
...
しばらくして、ゆっくりとした口調で、頭の中の声が答えた。
『50点で私の分身が解答用紙に現れます。もし100点
が取れたら、私自身があなたの解答用紙に現れるでしょう...。」
「わ、分かった」
君は何がなんだか分からない。だが、このままでは追試になってしまう。君は思った。
「やるしかない...。」
そして、君は自分が書いた三角形を操作して、100点を目指すこととなった...。なぜだか良くは分からないが。
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